12/18放送の『ナゼそこ？』で紹介された奈良県の山奥、吉野川のほとりで、連日行列が絶えない秘境ラーメン店があるのをご存知でしょうか？
その名は『ラーメン河』。
店を切り盛りするのは、御年85歳の長田さんお一人です。
修行経験ゼロ、独学で生み出した究極の塩ラーメンが権威あるミシュランガイドに掲載されたという驚きの事実が、この店最大の魅力です。
さらに、元寿司職人の長田さんが提供するサイドメニューの「まぐろ丼」も大好評。
「ナゼそこまで！？」と誰もが二度見してしまうような、この山間の名店に隠されたドラマ、そして熱狂的な常連客による“謎の献身”の正体に迫ります。
この記事では、話題のラーメン店の魅力、長田さんの壮絶なラーメン人生、そして常連客が店主を支える「ナゼそこ？」な理由について徹底的に調べました。
ぜひ最後までご覧ください。
奈良・吉野の山間に佇む『ラーメン河』のミシュラン掲載ラーメン
奈良県吉野町の山合いを縫うように流れる吉野川のほとりで、ぽつんと営業する『ラーメン河』。
このアクセス困難な立地でありながら、連日大行列を生み出すのは、長田さんが独学で極めた至高の「塩ラーメン」にあります。
修行経験ゼロ！85歳の店主が独学で極めた究極の一杯
ラーメン激戦区でもない、人里離れた山奥で、なぜこれほどの人気店が生まれたのでしょうか。
その秘密は、店主の長田さんの並々ならぬ探求心にあります。
長田さんのラーメン哲学 長田さんは「誰かに教わった通りに作るのではなく、自分で納得いくまで試行錯誤した味こそが、お客様に感動を与える」という信念で、何年もかけてスープの黄金比を探り当てました。
その結果、繊細で奥深い味わいの塩ラーメンが誕生し、ミシュランガイドに掲載されるに至ったのです。
長田さんのラーメンは、動物系と魚介系のバランスが絶妙なスープが特徴。
特に塩ラーメンは、素材の旨味だけを引き出し、全く雑味がないと評されます。
スープのこだわり: 鶏ガラと魚介を丁寧に煮込んだクリアなスープ。あっさりしているのに深いコクがあります。
チャーシューのこだわり: 箸で切れるほど柔らかく、かつ満足感のある分厚く切ったチャーシューが特徴。ボリュームも満点です。
風味のアクセント: ゆず（柚子）の爽やかな香りがアクセントとなり、繊細な塩味を引き立てます。
元寿司職人の技が光る！『ラーメン河』の絶品まぐろ丼
この秘境ラーメン店『ラーメン河』のもう一つの魅力は、サイドメニューの「まぐろ丼」です。
実は、長田さんは若い頃に修業を積み、30歳で独立して大阪・堺市内で寿司店を営んでいました。
YURIEラーメン店の元寿司職人の裏メニュー 「長田さんは、ラーメン店開業当初、サービスの一環として、得意のまぐろを使ったまぐろ丼を振る舞っていました。元寿司職人が作る新鮮で美味しいまぐろ丼は、あっという間に評判になり、定番メニューに取り入れられました。ほとんどのお客様が、ラーメンとこの絶品まぐろ丼をセットで注文されます。
長年の寿司職人としての目利きと、新鮮な食材を求めて大阪の鶴橋まで仕入れに行くこだわりが、このセットメニューの完成度を支えています。
お客様は、山の中にもかかわらず、元寿司職人が作ったどんぶりに舌を鳴らします。
わずか2時間で完売！『ラーメン河』を支える絆のナゼそこ？
『ラーメン河』は、提供できる数量が限られているため、わずか2時間という短い時間で完売してしまうことでも知られています。
驚異の完売速度！40食が2時間でなくなる
長田さんがお一人で仕込みから調理、接客まで行うため、1日に提供できるのは約40食。
この40食がわずか2時間で完売してしまうのです。
長田さんは、「何歳になっても現役でやります」という熱い決意を持って厨房に立ち続けています。
このプロ意識と、85歳にしてなお奮闘する姿が、熱狂的な常連客を生み出し、店を支える大きな力となっています。
熱狂的な常連客による“謎の献身”の正体
この店を語る上で欠かせないのが、店主を熱狂的に愛し、支える常連客たちです。
「年間４３回」「５日連続ダブル」を食べる熱狂的な常連客です。
彼らは、長田さんを支えるために、店の営業を陰で手伝っています。
YURIEこの店が、高齢の長田さんお一人で多忙な営業を続けられているのは、常連客の献身的なサポートがあるからです。開店前の準備から駐車場の整理まで、お客様が自発的に手伝ってくれることで、長田さんはラーメン作りに専念できています。
この絆こそが、この秘境ラーメン店『ラーメン河』が持つ、唯一無二の魅力であり、「ナゼそこ？」な光景なのです。
まとめ：吉野川ほとりの『ラーメン河』が愛される理由
奈良の山奥、吉野川のほとりで、独学85歳の元寿司職人が切り盛りし、ミシュランガイドに掲載された秘境ラーメン店『ラーメン河』。
その「ナゼそこ？」な魅力は、単にラーメンの味が究極であるというだけでなく、分厚く切ったチャーシュー、柚子が香る繊細な塩ラーメン、そして元職人の技が光る絶品のまぐろ丼のセットが生み出す相乗効果にあります。
大阪・堺市での寿司店経営を経て、長年の夢だったラーメン店を何歳になっても現役でやるという熱い決意を持って実現させた長田さんの人生ドラマが、多くの客と常連客の献身を呼び込んでいます。
この物語性こそが、40食をわずか2時間で完売させるほどの人気を支えているのです。
一度は吉野町を訪れ、この深い味わいと温かいドラマを体感してみてはいかがでしょうか。
