「大絶滅展」で展示されている福山雅治さんの作品は、生き物たちの息遣いまで聞こえてきそうな圧倒的なリアリティが魅力です。
その表現の核となっているのが、彼が長年信頼を寄せている愛用カメラの機種と、選び抜かれたレンズたちです。
表現の魂、ライカの機種と銘玉レンズ
福山雅治さんの愛用カメラとして最も有名なのがドイツの「ライカ(Leica)」です。
写真展の作品の多くは、ライカのボディとレンズの組み合わせによって生み出されています。
- 機種:Leica M4 はオートフォーカスも自動露出もない機種です。一枚撮るごとにフィルムを巻き上げ、ピントを合わせる必要があります。
- レンズ:Summilux(ズミルックス)35mm f1.4 「聖杯」とも称されるレンズで、開放での柔らかい描写と絞った時の鋭い解像度が特徴。福山さんの繊細な視点を形にします。
- レンズ:Summicron(ズミクロン)50mm f2.0 ライカの標準レンズとして名高い機種。肉眼に近い自然な遠近感で、被写体との絶妙な距離感を写し出します。
モノクローム専用機が生み出す静寂
福山さんはモノクロ写真にも深いこだわりを持っており、撮影には「Leica Mモノクローム」という、白黒写真しか撮れない特殊な機種も使用しています。
カラーフィルターを通さない分、光の粒子をダイレクトに捉えることができ、写真展でもその階調の豊かさが話題となっています。
ホットスポットの過酷な現場で選ばれる超望遠レンズと機種
「ホットスポット」のロケでは、近づくことが難しい野生動物を撮影するため、ライカとは対照的な最新のハイテク機種と巨大なレンズも駆使されています。
遠くの生命を捉えるキヤノンの最新技術
野生動物の決定的瞬間を逃さないために、福山雅治さんはキヤノン(Canon)のプロフェッショナル向け機種を愛用しています。
- 機種:Canon EOS-1D X Mark III 過酷な環境下でも確実に動作する、プロカメラマンの代名詞的な機種です。
- レンズ:EF400mm F2.8L IS III USM 「ヨンニッパ」と呼ばれる超望遠レンズ。非常に明るく、背景を美しくぼかしながら、遠くにいる動物の瞳を鮮明に描き出します。
映像とスチルの融合を叶えるソニーの機種
近年では、動画撮影も兼ねてソニー(SONY)の機種を手に取る姿も見られます。
- 機種:SONY α1 高速連写と高画質を両立したフラッグシップ機種。
- レンズ:FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 機動力に優れた望遠ズームレンズで、撮影現場での素早い構図変更に対応します。
福山雅治が愛用カメラとレンズの機種に込めた撮影哲学
福山雅治さんは、単に高級な機種を使っているわけではありません。
彼がレンズや機種を選ぶ基準は、常に「その場の空気とどう向き合うか」という一点にあります。
オールドレンズで見つめる地球の歴史
福山さんは最新機種だけでなく、1950〜60年代に製造された「オールドレンズ」も愛用していると言われています。
- 機種:Leica M4(フィルムカメラ)
- レンズ:Rigid Summicron 50mm f2 現代のレンズにはない「収差」が生み出す独特の質感が、太古の生命をテーマにした今回の写真展のコンセプトと共鳴しています。
道具への深い愛情と信頼
福山さんは、自分が手にする機種を「相棒」のように大切にされています。
「信頼できる道具があるからこそ、被写体に対して無防備になれる」
このように、愛用カメラの機種やレンズ選びは、彼にとってテクニカルな選択である以上に、生命と対峙するための儀式に近いものなのかもしれません。
福山雅治写真展と愛用カメラ・レンズの機種まとめ
国立科学博物館「大絶滅展」で目にする福山雅治さんの作品群は、ライカの繊細なレンズワークと、キヤノンなどの屈強な機種が支える確かな技術の結晶です。
- 展示作品の「光の捉え方」に注目(ライカレンズの力)
- 遠くの動物の「毛並みの質感」を確認(超望遠レンズの描写)
- 2026年2月23日まで、上野・国立科学博物館にて開催中
カメラの機種やレンズの知識を持って展示を見ると、福山さんがどのような意図でそのシャッターを切ったのか、より深く理解できるはずです。

